月経以外の出血について
月経と月経の中間に少量の出血がある
いわゆる排卵期出血と呼ばれるもので、治療を必要としない場合がほとんどです。 出血量が多い場合、長引く場合は受診して下さい
月経が終わったと思ったらまた出血が始まった
女性ホルモンの分泌異常の可能性があります。超音波検査、血液検査などで診断、治療します。
セックスのあと出血がある
膣炎、子宮膣部びらん、子宮頚管ポリープなどが見つかることがあります。鮮血で多量の時は膣壁裂傷を疑います。 また、子宮摘出手術を受けた事のある方は膣断端に肉芽が出来ている可能性があります。いずれの場合も治療の必要があります。
時々出血がある
膣炎などの炎症が考えられますが、膣内異物や腫瘍の可能性もあります。婦人科の病気ではなく、肛門、尿道、膀胱からの出血のこともあります。25歳以上でセックスの経験がある方、年一度がん検診を受けて下さい。
外陰部から出血がある
強い痛みを伴う場合は外陰ヘルペスの可能性があります。我慢せず早めに受診して下さい。外陰炎、湿疹、バルトリン腺炎、時にケジラミのこともあります。最近ではスノーボードによる外傷が増加しています。幼稚園、小学校低学年のお子様では、公園などで遊んでいて、滑り台や鉄棒で外陰部を打撲し、血腫や裂傷になっている場合もあります。
妊娠初期の出血
正常妊娠でも少量の出血が見られることがあります。流産のこともありますし、まれに胞状奇胎のこともありますので受診して下さい。