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:「子宮頸がん予防ワクチン」をご存知ですか?

当クリニックで「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)」の接種を希望される場合、以下の事項を確認の上、事前に電話予約が必要です。

☆「子宮頸がん」について教えてください。

● 平成23年2月1日から3月31日までは、平成22年度高校1年生のみを接種対象とします。

  • ● 平成23年4月1日以降は、平成23年度中学1年生、2年生、3年生、高校1年生を接種対象とします。ただし、4月までに1回目もしくは2回目の接種を受けた高校2年生は、4月以降も残りの接種を無料で受けることができます。また、発熱もしくは急性疾患により4月までに接種を受けることができなかった高校2年生も接種の対象です。

 

 

☆「子宮頸がん予防ワクチン」について教えて下さい。

2日前までに当クリニックへ電話予約(TEL:0123-27-1323)が必要です。 予約をせずに直接来院された場合、予約を取り後日の接種となります。
なお、現在治療中の基礎疾患のある方、過去に予防接種で発熱の見られた方、過去にけいれん、てんかん発作を起こしたことのある方などは、かかりつけ医及び千歳市民病院で接種をお願い致します。

 

 

☆	ワクチンの接種を受ければ、子宮頸がん検診を受けなくてもいいのですか?

  • ● 平成23年2月1日から平成24年3月31日まで
  • ● 月曜日・火曜日・木曜日・金曜日の、午後3時・4時・5時・6時の各時間 帯に1名(1日4名)
  • ● 春休み・夏休み・冬休み期間中は、午前9時・10時・11時・12時及び 午後3時・4時・5時・6時の各時間帯に1名(1日8名)

 

 

ワクチンの予防効果は、年代によって違うと聞きましたが本当ですか?

  • ●「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)」は任意予防接種であり、法律上の努力義務は有りません。保護者の方は「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種を受けるにあたっての説明」の内容をお読み頂き、十分理解し、納得された上でお子様に接種することを決めて下さい。また、「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)接種予診票」に記載後、医師の診察・説明を受け、予防接種の効果や副反応等について理解した上で、同意の署名をして下さい。

     

  • 保護者の同伴を原則とします。 やむを得ず保護者が同伴出来ない場合、「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種を受けるにあたっての説明」と「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)接種予診票」の両方の用紙に保護者の署名が必要です。
    上記2つの用紙は、高校1年生には個人宛に郵送されていますが、中学生には郵送されておりません。よって、中学生は保護者の同伴が必要です。

     

  • ● お子様が以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。  
    a) 明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます)がある場合  
    b) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合  
    c) 子宮頸がんワクチンの成分によって過敏症を起こしたことがある場合  
    d) その他、医師が不適当な状態と判断した場合

     

  • ● 接種後30分間は安静にして頂き、過敏反応などが出ないか観察します。異常を認めない場合、2回目の予約を取り帰宅して頂きます。

 

 

ワクチンの予防効果は、年代によって違うと聞きましたが本当ですか?

子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)を適正に使用したにもかかわらず発生した副反応などにより、入院が必要な程度の疾病や障害などが生じた場合は、被害救済の対象になります。「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種を受けるにあたっての説明」を接種前に必ずお読みください。

 

 

ワクチンの予防効果は、年代によって違うと聞きましたが本当ですか?

要 旨:
年間約15,000人が罹患し、約3,500人が死亡している子宮頸がんが現在注目されています。それは、子宮頸がんがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により引き起こされる病気であることが確実となったこと、そしてそのウイルスに対してのワクチンが開発され、日本でも2009年12月から使用できるようになったためです。もちろんワクチンは子宮頸がんの6~7割程度を予防するものなので、ワクチンだけで完全に子宮頸がんを予防できるものではありません。しかし、検診とワクチンを組み合わせると、ほぼ100%子宮頸がんを防げます。
こんな時代になったにもかかわらず、国内では子宮頸がんの検診率も、ワクチンの接種率も伸び悩んでいます。特に20代、30代の検診率が低く、この年代の子宮頸がんが増加しています。講演では子宮頸がん予防に必要な検診とワクチンを中心にお話しします。この地域から子宮頸がんで大切な命と子宮を失う女性をゼロにしましょう。

 

ワクチン

          記
演 題:「子宮頸がんに大切な検診とワクチンの知識」
講 師: 弘前女性クリニック 理事長 蓮尾豊先生
日 時: 平成23年3月23日(水)午後6時~7時
場 所: ANAクラウンプラザホテル千歳
対 象: 一般市民、保護者、学校関係者
参加費: 無料
主 催: 千歳医師会・北海道保険医会千歳支部
後 援: 千歳市教育委員会・千歳市
お問い合わせ: 千歳医師会事務局 TEL 0123-24-3549